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活用しようのコンテンツでもふれているように、サポートブックは作った後が肝心。
話し合いが不可欠であり、サポートする側(学校の先生やヘルパーさん)と、保護者の間の考えや希望はもちろんのこと、サポートの内容が
サポートを受ける本人にとって、プラスになっているかどうかが重要だと思います。

以下は私なりにサポートするということについて考えたことです。


★視覚支援は本当に子供のため?★

近年、発達障害についての情報がインターネットや書籍などからたくさん手に入れることができるようになりました。
そう、今は情報があふれている時代。黙っていても向こうから飛び込んでくる。
それ自体はとっても良いことだし、すごくありがたいですよね。

そういった情報の中で、視覚支援という言葉を最近よく聞くようになりました。
TEACCHプログラムなどで自閉症などの発達障害児に有効ということで
広まっていったように思われます。
しかし残念なことに、その効果や方法だけが先行し、まるで自閉症児にとって『魔法の薬』のように誤解していらっしゃる方がいます。
(視覚支援についてきちんと理解した上で使ってる方のほうが多いのですが)

私が心配なのは(自分でも失敗しがちなのが)その視覚支援を利用し、周りの状況や希望に本人を無理やり(あるいは無意識に)従わせてしまう結果になることです。
視覚支援は本人とっての支援であって、周りの人間のためにいうことを聞かせる道具ではありません。
私は娘のサポートを考える時、それを忘れないように自分に言い聞かせています。

ここまで書くと、私がTEACCHプログラムに反対なのか?と思われてしまうかもしれませんが、そうではありません。
娘には絵カードなどの視覚支援を使ったことがありますし、、その他にも娘のためになっていると思われることはどんどん試しています。
TEACCHプログラムそのものが悪いわけではありません。
かなり有効なサポートツールと言えます。
しかし障害があるなしにかかわらず、人は誰しも視覚情報にある程度頼っているものです。


★方法は"ひとつ"ではない★

はたして、発達障害児にとってサポートツールとなるのは、
TEACCHプログラムだけなのでしょうか?

本人のためにとってよい方法というのはたったひとつではないはずです。
皆さんもご存知のように、発達障害と一口にいっても、その子によって状態はさまざまです。当然方法も千差万別。

その子にあった方法を見つけるには、やはり本人と思う存分向き合って
ああでもない、こうでもないと色々な方法を試行錯誤していくことだと思います。
そうして生まれてきたアイデアは自閉症児のためのサポートではなく●●さんのためのサポートになるのです。つまり本人のためのオリジナル。

マニュアルどおりにするのは楽です。私もそう思っていた時期がありました。
しかし、子供の本当の力はマニュアルでは身につきません。
試行錯誤はオリジナルをたくさん生み出していく行為です。
方法はひとつではないということ。
ひきだしは多ければ多いほうがいいのです。

そして、本人のためになっていない方法ならばスッパリとやめる勇気と
必要な情報を選び取る力が必要だと思います。


★心の葛藤がこどものステップUPに★

方法はひとつではない。私が自分自身に言い聞かせていることです。
子供にとってよいと思われる方法をあれこれ考えたり、本当にこの方法でよいのだろうかと、再確認したり。

こういった心の葛藤が結果的に私のスキルUPとなり、それが子供にとってもよい結果をもたらしたことも少なくありません。
そしてそれは、子供にも同じことがいえるのだと思います。

例えば・・・娘の場合、手芸が好きで帽子を編んだことがあるのですが
はじめはなかなかコツがつかめず、うまく編めませんでした。
編み目が固くなったり、外れてしまったり・・・
『どうしてこうなってしまうの!もうイヤ!』と何度投げ出しそうになったことか。
しかし編みたい気持ちがあるので諦めたくない。
娘はいろいろと編み方を試しだしました。

糸を押さえる位置を変えてみたら?それとも引っ張る強さを変えようか?
何度も何度も試します。
そのうち、糸の押さえ方を工夫すれば編み目が整えられることが分かったようです。

そばで見ている私には、始めから正しいと思う方法は分かっているので
ついつい答えを言ってしまいたくなります。
しかし、ここで方法を教えてしまうと娘が自分で考えたり、試したりする機会を奪ってしまうことになるのです。

もちろん何のヒントもなしに答えに辿り着くのは難しい場合もあるでしょう。
その時は子供の発達段階に応じて、適当にヒントを出してあげて本人にとってほんの少し頑張れば越えられるハードルに設定してあげるのす。

あ、そうか!わかったぞ!
この達成感の積み重ねが、次への頑張りにつながっていくのだと思います。

こうして編み上げた帽子は、当然娘のお気に入り!になりました。


★実は大事な"衣・食・住"★

さて、お子さんへのサポートについては、前述のようにいろいろな方法があります。
どれが正しい方法、悪い方法というわけではなく、あくまで本人に合ったものがよい方法になるのです。
子育てにこれが絶対正しい!という方法は存在しません。

ワタシ達はとかく忘れがちになるのですが、衣・食・住など『当たり前』とか『いまさらそんなこと』と、一見判断しがちなことにこそ、子育ての重要なヒントが隠されています。

食べて、寝て、遊んで、だして(排泄)。
この基本が崩れていると
子供に"こうなってほしい"と一生懸命願う親の気持ちや本当に必要な支援が子供本人はもちろんこと、周囲の人たちにも伝わりにくくなってしまうのではないでしょうか。

私の娘の場合、パニックの原因が実は蓄膿症だったことがあります。
自閉症からくるパニックではなく、体の不調だったのです。
そんなつもりはなかったのですが、不機嫌そうな娘を何でもかんでも自閉症と関連付けて考えていたのかもしれないと猛反省した出来事でした。

環境を整えることや身辺自律(自立ではなく)は、実はとても大事なことなのです。

おいしくご飯が食べられているか?睡眠は充分とれているか?
子供の環境を、もう一度見直してみませんか?
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【2007/05/01 16:14】 | サポートするということ
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